家族・子育て・学校

イタリアの学校に不登校はあるか【2】

さて、学校、教室はどんな雰囲気なのでしょう。

イタリアにはインクルシーブといい、大抵の場合、幼児期から障害児がクラスに一人はいます。障害を持つ児童には専門の先生がつきます。ですので、クラスには教壇に立つ先生、クラスの生徒たち(一般的に22人くらい)そのうちの一人が障害を持つ子供で傍にその子につく専門の先生がいます。

これは素晴らしい制度です。

子供たちは普段から障害児の子供たちとふれあい、普通に生活していきます。

たまにフラストレーションもあるようです、〇〇ちゃんね、今日も叩いたんだよ。。。

でもその子には限度があって把握できないんだと理解していきます。親も先生もそのように説明し、なだめてみんなでなんとかやっていきます。でも、もーやだとか言いながら、それでもそのまま一緒に育っていきます。障害の子がヒステリーを起こしたり騒いだりしてもその様子を見守り、専門の先生がフォローし、場合により外に出たりと、なんとかしながら授業を進めていきます。

ここで、あの子がうるさいからと学校に文句を言う親は一人もいません。

うちの子供の勉強の妨げになると言う親は一人も見たことはありません。

そもそもそういう考え方をしません。

インクルシーブのシステムに不平を言う大人は一人もいません。

それがイタリア社会の当たり前なのです。

イタリアの市バスや列車の中では、幼児がいればキャッキャと騒ぎ泣いたりしますが、誰もそれについて文句を言う人はいませんし、母親が肩身の狭い思いをすることもないのです。かわいいね、育ってる、順調順調。皆、微笑みでもってこそ迎え、車内で必要なら手伝ってあげたりします。

小学校に入ると、イタリアの学業は、まあまあ大変な気がします。勉強の仕方が割と大人で、専門的な言葉などの量が小さいうちから多く、机上でばっちり理論的に覚える作業が多いなと思います。一つの論理に沿って先生が誘導しながら一つのテーマを学ぶ授業を進める中、まあまあ活発に子供たちは発言をしていきます。しかし、その机上での作業が多いため、子供たちによってはつまんないとストレスを感じている子も多いでしょう。その点、日本の理科や工作、家庭科の授業や実習は素晴らしいと思います。

小学校低学年のうちは、先生も子供たちの忍耐力が途切れる頃に、色塗り・絵を描かせる作業などをしょっちゅう挟んでいるような気がします。

授業の進め方がそもそも全然違う。イタリアでは自分がどう思うかや自分の意見を表現する作業がとても多いです。

あなたはどう思うの?

あなたの考えは?

すでに存在する答えに当てはまると褒められるのではなく、テーマに沿って自分の意見や考えを表現できるかが大事です。

その多様性を受け止める抱擁力はイタリアの先生はすごいなと思います。

子供たち同士はどう過ごすのか。

いじめ、あります、ないことはないです、イタリアも。

【3】に続く

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