みなさんこんにちは!このサイトのリニューアルを機に、まずは自己紹介をさせていただきたく、最初の投稿、幼少編に引き続き、青春期編をお届けします。昭和の香りがしますが、読んでくださったら嬉しいです。

【自己紹介② 学生時代からイタリアへ】
小学生から通信簿で
褒められたことは数えるほど
うるせいやつらの面堂終太郎
みたいな憧れの同級生は
いつも優等生で 自分とは
不釣り合いな幻の王子様だった
少女マンガはリボンより
マーガレット
松田聖子ちゃんより
明菜ちゃんが好き
キムタクを追ったことはなく
オフコースのカセットを
1人聴きながら学校からの
帰路に着く日々
クラッシックの好きな母は
ピアノもフルートも
習わせてくれたけど
ものにしたものは一つ
としてなく
ひたすら市立図書館で
推理小説を読み耽る
小中学生時代
要領の悪い私は
どちらかと言うと
いじめられっ子
高校生までの人生は
灰色に相当するかも
囲碁に興ずる父も
父方のたまに会う祖父も
どうせ女は良いお嫁さんに
なればいいと勝手な話を
するのを横耳に聞き流していた
何につけても奥手の学生時代
しかし家を出る勇気は
いくらでもあった
大学は少しでも家から
遠いところがいいや
18の歳には一人暮らし
この世が黄金色に見えた
最高の大学生時代
最良の友との絆を築いた時期
初めて恩師に恵まれた青年期
世はバブル直前の浮かれた頃
経営科の書物はほっておき
図書館で画集をめくる日々
ある時イタリアから3人の
修復家が東京に 九段下の
イタリア文化会館で講演会が
終えたばかりのルネサンスの
巨匠の作品の修復について
それぞれが同時通訳を介して
語ってくれた
電撃が走るような感動を
覚えてそのまま留学を決意
その後は目標に向かいまっしぐら
イタリアに着いてからもよく言われた
石野真子によく似てるね…
それもデビューしたての頃の^ ^
そんな20代30代
イタリアに着いてから
の話はまたいつか…
…..
よもぎを摘んで祖母と
よもぎ餅をつく春
つくしんぼうを摘みに
出かけた電車線路脇
祖母が入れてくれた
ほろ苦い抹茶の味と
和菓子より
障子に穴を開けるのが
楽しかった少女時代が
春雨とともに蘇る…
2021年 春の記
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