オンラインツアー

オンラインツアーの可能性について・イタリアから

zoomなどを介してオンラインでよく繋がる時代になりました。仕事でもプライベートでもオンラインでコミュニケーションを取ることが増えるという、数年前までは想像もしなかった新時代の現象です。今までにない、人や物、情報の繋がり方が生まれました。パンデミック下、「オンラインツアー」というものをイタリアから配信し続けて、すでに2年以上が経ちました。この秋は東洋大学大学院、国際観光学研究科の研究者から、オンラインツアーという活動についてのインタビューを受けました。

オンラインツアーが学術の世界で研究対象になるとはそれなりに需要や成果、何かしら深い意味が生まれてきているのでしょう。私自身、イタリアから様々なオンラインツアーを配信してきて、オンラインツアーが生み出せるもの、どんな効果をもたらすかなど、実感していることが多々あります。

今回インタビューを受けたのをきっかけに、研究者の方には、開催予定であったオンラインツアーへご参加いただくことになりました。百聞は一見にしかず、ですから、ご理解頂くには見て頂く方が早いと考えたのです。その際にいただいたご感想を一部、ご紹介します。

ツアーは、イタリアのオリーブオイル生産農家から配信しました。搾油場の生産模様と搾りたてオリーブオイルのテイスティング風景を主にお伝えした会となりました。明るい日差しの秋の絶景の中で開催できたオンラインツアー。オンラインで繋ぐだけでなく、現地にはリアルで参加者もいるという、なかなか凝った構成のツアーでしたので、研究者に見ていただくには非常に良好の機会と思われました。

途中、wifiが途切れるというハプニングも起こった当日。それらも含めてオンラインツアーについて多角的にお見せできたのではないかと思います。

オンラインツアー中のテイスティングシーン。遠足参加者が美味しい!と感動の声を生き生きと伝えてくれました。

以下、ご感想です。これからもブログで、オンラインツアーって何?を書いていけたらと思っています。

ご感想:
・オリーブオイルへの知識がなくとも楽しむことができる、とても満足のできる内容。

・工場内の見学からテイスティングまで、搾油から実際に使用するまでの流れをよりリアルに感じることができ、飽きずに楽しむことが!

・イタリア人オーナーさんもいることで、より詳しい説明があり、学びがいのある内容に!

・ツアー中、質問に随時答えることからツアー運営者と視聴者双方間の関係、さらには現地にいる遠足組の参加者が加わり、かなりの臨場感があった。ツアーの構成要素であろう他者との関係性が生まれていた点は大事。

・ツアー運営者解説中、気づかない間に短時間フリーズを起こし、一部の説明が途切れてしまっていたことがあった。現地のWifiから視聴者が利用するWifi まで、安定感を確保したいがこの問題はやはり難しい点。

・現場のツアー運営者と視聴参加者のミュートを解除した声でのやりとりは、より一緒に参加している感を味わえた。

・zoomの画面越しに、参加者の方の中に、このツアーで話に上がっているオリーブオイルをすでに手にしている方がいて驚嘆!ツアー運営の背後の努力を垣間見た。

以上が研究者の方からのご感想の内容になります。オンラインツアーを介して何が始まるのか、どんな動きが生じるのか、少しその辺りがイメージできた方から、オンラインツアーを学ぶ機会を設けて欲しいとも言われた今秋でした。実は様々なビジネスに利用可能なツールだと考えています。

ツアー終了後、参加者の方が感想投稿をしてくださいました。

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