私の夫はイタリア地元のエスプレッソコーヒー製造会社に努めています。そして、義理の兄が製造責任者です。そのため、会社の人々が集まり夕食会があるとそれはそれはコーヒータイムになると、口うるさいです（笑）
そういえば、ワイン屋の嫁がアルコール一滴もだめ、なんてよくある話ですね。
私はコーヒー大好きで毎日沸かして飲んでいました。ところが、最近あまり飲めなくなってきてしまったのです。ちなみに働きに行く夫は日常的にはまず飲みません。仕事でコーヒーの成分に触れすぎているのかしら…？
コーヒーを飲むという気分転換がとっても好きなので、まあまあな頻度でバールにも通います。
イタリアのヘビーコーヒー飲者は毎日５杯くらいな平気で飲みます。私は元々そこまでは無理でしたが、朝の1杯か２杯が特に好きで習慣にしていました。それも家で沸かすタイプのモカという直火式のエスプレッソメーカーで1度か2度沸かして飲むという感じです。1度に3人分くらいの量を沸かすコーヒーメーカーを沸かしては、だいたい飲み干してしまします。
ところが最近、どうやら量的に
飲めなくなってきたのを感じたのです。
コーヒーが飲めないイタリアの日常なんて…
日により飲める日、飲めない日とあり、いろいろ調べておりましたところ、ある発見をしました。
バールで飲むエスプレッソの方が、体に負担がないかも？ 家のモカが割ときついかも？
そんなことを夫に話しましたら、彼曰く、
「それはあるかもね、モカだとついたくさん飲むだろう？バールで飲むエスプレッソは少量。それにバールのマシーンで沸かすコーヒーの方が蒸気による抽出で短時間。モカだと抽出のされ方がもう少し緩やか。コーヒーはね、最初に抽出される成分と違い、あとからだんだんカフェインとか味を悪くする成分がじわじわ出てくるんだよ。」
なるほど…
そこで私は閃きました。
「家でモカを火にかけて、最初の何秒かで火を消して、少量抽出したらどうかしら？」
早速試してみました。モカの上部のエスプレッソが溜まる部分に全部溜まるまで待たず、半分以下で火を消す。少ないけれど、それで我慢して今日美味しいコーヒーを楽しむ。
どうやらこの方法は成功したらしく、カフェインで心臓がバクバクせずに飲めるようになったような気がするのです！
ぜひあなたも試してみてくださいね。
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