アグリツーリズモというワードがだんだん浸透してきた昨今。折角イタリアへ行くなら試してみたい、田舎滞在。ワイン農家さんが提供する宿でなくても、オリーブと葡萄畑の絶景に包まれた集落に滞在する方法はあります。それも地元の人との触れ合いにほっこりする安心の旅…当方フィレンツェナビを通して、特に女子一人旅の皆さんが何度も利用されてきましたよ。今日はその一例をご紹介。
Panzano in Chianti
パンツァーノ・イン・キャンティという、住民がおよそ1000人と少しの集落があります。
場所は、キャンティ地方の中ほど。フィレンツェから車で約1時間と少し。
ここまで公共バスで行く方法あり。
この村、いや、正確には町なのですが、知る人ぞ知る、名物肉屋があるところ。ダリオ・チェッキーニという有名人が、この片田舎で小さな肉屋を経営しており、元はとても小かった店舗を、世界的に有名にしたストーリーで知られている町です。
彼の営業する肉屋では、ティーボーンステーキから、あまりよく知られていない肉の部位を上手に煮込んだ家庭料理まで味わえます。肉屋さんだけれど、ヴェジタリアン用メニューもあるのが素晴らしいです。
そんな彼の肉屋に食べに行くだけでも楽しいのですが、この小さな町に素敵なB&Bがあります。今回お話ししたいのはそんな宿に泊まるフィレツェ郊外滞在プランです。
この町の、とあるB&Bは、元々オーナー家族が住んでいた大きな家を改造してできた施設。昔から使っていた家具や絵などが飾ってあり、まるで知り合いの家に泊まりに来たような感覚になれる滞在を楽しめます。実際、一度泊まりにきた方々が、リピートされます。女子の一人旅にも最適で安心感があります。そういうほっこりできる宿なのです。
奥さんはマリーナさんといい、イタリア大人女子の愛がこもったおもてなしがたまらない、素敵な滞在になることでしょう。彼女の家の一部をご紹介。
一泊から可能というのも嬉しいです。アグリツーリズモとなると、特にハイシーズンは、2、3泊以上、夏は1週間単位からしか借りられない客室が多いのです。そんなわけで、このような田舎の集落内にあるB&Bのような施設は便利。また外に出ると徒歩数分ですぐにお店があるので、食べるにも散歩するにも困らないのです。散歩中には集落の歴史ある古い教会を訪ねたりも可能。歩きながら周辺で目にできる絶景も、ここなら堪能できるのです。これもまた、アグリツーリズモだと、大自然に囲まれすぎて(笑)嬉しいけれど、買い物にちょっと出る…というのは車がないと難しい…となってくる場合が多いので、とても便利ですよ。
当サイトでは、この施設のご宿泊とワイナリーツアーなどをお勧めしています。お一人女子が宿泊するのに2024年5月は一泊120ユーロくらいでした。それ体験したい!という皆様、ぜひお気軽にご連絡くださいませ。感想コーナーにもお客様の声をアップしてあります。
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