観光

フィレンツェ観光・おすすめモデルコース・現地ベテランガイドが伝授するルート〜その3

フィレンツェ観光で何をしたらいいの?
このお悩みの状態から、どうスッキリ自分の満足する滞在プランが実現できるかしら?旅の前になると、皆さん急いで色々情報を探されます。

フィレンツェ観光おすすめモデルコースその3では、ドーモ広場の観光にフォーカスして、現地に来ないとなかなかわからない情報を差し上げますね♪日常的に、常日頃、お客様をお連れしているからこそ、お伝えできる情報の一つかなと思います。(過去のブログにその1その2がありますので、併せてご一読ください。)

さて、ドーモ広場の前に来ると、圧巻です、ともかく、素晴らしい…!

こちらが、フィレンツェの大聖堂の正面ファサード、そして、タワーの方が、ジョットの鐘楼。

みなさんから寄せられる多くの質問は以下の通り。

「大聖堂の中には入れないの?」

大聖堂の中は無料で入場できます…しかし…
1時間は並んでやっと入場できるというのがここ近年の様子です。よく、炎天下の中ひたすら並んでいる人たちの行列を見かけますし、朝早く行っても開館1時間以上前から人が並んでいるというのが現状で、そのような状況から、最近は残念ながら、お勧めが出来なくなっています。

「それでも入ってみたいっ!」

そんな方にお勧めなのは、大聖堂の天蓋に登るためのチケットや、隣のジョットの鐘楼に登るための入場チケットを利用して大聖堂の中に入るという方法があります。

これらのチケットはフィレンツェの大聖堂施設オフィシャルサイトからオンラインで購入可能で、購入できるチケットの種類は3種類、以下のようになっています。

ブルネレスキ・パス
入場できる箇所は、①クーポラ(大天蓋)、②ジョットの鐘楼、③洗礼堂、④大聖堂付属博物館、⑤大聖堂の地下・サンタレパラータ教会跡、この5箇所になります。この5箇所入場券を購入するにあたり、①だけは入場日時を指定。そうすることで、その日から3日間、他の②から⑤もそれぞれの開館時間内でお好きなタイミングで入場ができるという仕組みになっています。

ジョット・パス
入場できる箇所は、②ジョットの鐘楼、③洗礼堂、④大聖堂付属博物館、⑤大聖堂の地下・サンタレパラータ教会跡、つまり、①を除いた、4箇所になります。この4箇所入場券を購入するにあたり、②だけは入場日時を指定。そうすることで、その日から3日間、他の③から⑤もそれぞれの開館時間内でお好きなタイミングで入場ができるという仕組みになっています。

ギベルティ・パス
入場できる箇所は、③洗礼堂、④大聖堂付属博物館、⑤大聖堂の地下・サンタレパラータ教会跡、つまり、①と②を除いた、3箇所になります。この3箇所入場券を購入するにあたり、⑤だけは入場日時を指定。そうすることで、その日から3日間、他の③と④もそれぞれの開館時間内でお好きなタイミングで入場ができるという仕組みになっています。(以上、2025年春までの情報)

さて、この中の、⑤大聖堂の地下・サンタレパラータ教会跡が今回のポイントです。
ここへ入場するには、大聖堂の中へ入らないといけません。そのための入場口が無料で入れる入場口(大聖堂の正面入り口)とは別れて存在し、通常、ジョットの鐘楼のすぐ傍から大聖堂の中へとアクセスできるのです。ここからならすぐに入場が可能!時折混雑していて、数十分、または、30分くらい待たされる場合もありますので、ご注意ください。サイトにも、この入場で大聖堂の中も見学できますと記載があります。とはいえ、宗教的行事があるなどの関係で、大聖堂内の後陣近くなど奥の方まではアクセスできなかったりすることはありますので、この辺りもご了承ください。このような点に関しては事前の把握はまず無理です。(教会事には世俗の我々のいかなる効力も届きません…。)大抵の場合は問題なさそうです。みなさんが行く日に制限がないことを祈ります。

ほとんど知られていない、サンタレパラータ教会跡の見学。大聖堂の地下に広がる遺跡見学。
ここは現在の大聖堂の前に存在した、もう少し小規模の大聖堂で、さらにその前の時代、同じ場所にはローマ時代の遺跡も残り、なかなか素晴らしい見学箇所と言えます。せっかくチケットをお持ちなら、ぜひ訪ねてみてくださいね。

昔は無料で入場できた教会が今より多かったのですけれど、現在は多くの教会が入場するのに有料になってしまいました。とはいえ、この方法なら、貴重な旅のお時間を上手に使って旅ができそうですよ。どうか参考にしてみててくださいね。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP