みなさんこんにちは。
今まさに緑が芽吹く葡萄畑が眩しいキャンティの丘からこの記事を書いています。
この春、(4月〜6月)、本物を知るたくさんのお客様をご案内し、心からお喜びいただいたワインの旅プランがいくつもありました。キャンティ・クラシコ地域に行くなら、絶対に妥協せず、必ず叶えていただきたいワイナリー旅、1日の流れを何パターンかご紹介します。どれも完全プライベートな終日専用車チャータープランについてのお話です。
夢のようなキャンティのワイン旅。あなたなら、どんな1日を描きますか?
まずは、今この記事を読むあなたの心の琴線に触れるのはどのような旅か、自由にイメージを膨らませてみてください。「これはまさに私が求めていた旅だ!」と思うストーリーが、きっと見つかるはずです。

キャンティ・クラシコで実現したい4つのストーリー
①【サンジョヴェーゼの神髄】歴史の深淵に触れる伝統の旅
キャンティ地方に行きたいと思われる方の大半は、この土地のテロワールをピュアに表現した代表品種、「サンジョヴェーゼ」で作られた見事なワインを楽しみに日本からおいでになります。地元だから出会える究極のワイン、その真髄に迫る旅はやはりいちばんのモチベーションでしょう。さらに、現地のワインメーカーを訪ねていくからこそ、日本には入荷されていないワインにも出会えたりするのも、この上ない魅力です。
②【国際品種とスーパートスカーナ】の美意識に触れるモダンな旅
トスカーナの偉大な大地が、ボルドーやブルゴーニュの国際品種と出会ったときに生まれる奇跡。現代アートと最先端の醸造技術が融合した、世界基準の洗練されたワイナリーを巡るラグジュアリーな選択肢です。ワイナリーさんごとに様々な特徴、工夫がみられ、イタリアのワインメーカーたちが情熱をかけて生み出すワインに感銘を受けます。そのストーリーを聞き、現場風景に触れた後に飲むワインは格別の味わいです。
③【知的好奇心・幻の土着品種】復活品種の「フォリア・トンダ」に出会う旅
有名な格付けワインを飲み尽くした、マニアックなワインエリートへ捧げるプランです。かつて失われかけた絶滅危惧の伝統品種「フォリア・トンダ」をはじめ、聞いたことはあるが飲んだことはないというような、地元品種のワインを味わい、地元ストーリーを紐解きます。リアルな現地生産者の足跡に触れられる唯一無二の機会、彼らと現場で話せる、どこにも書いていない生きた情報を深く知ることができるのは、プライベートの旅ならではの醍醐味です。
④【圧倒的な絶景パノラマ】極上のマリアージュランチを堪能する旅
どこまでも続く葡萄畑やオリーブ畑、美しい糸杉の並木・・
トスカーナにきたら誰もが憧れる緩やかな丘陵地帯。大型バスが入れない秘密の特等席へ専用車で赴き、絶景を見つめながら、その土地のワインのためだけに仕立てられた極上のマリアージュランチに身を委ねる至福のひとときです。
では、次に、①から④タイプそれぞれどんな旅が可能なのか、お薦めプラン一例をご紹介します。




4つのストーリーを叶える場所・推薦プラン
🍷①【サンジョベーゼの神髄】の旅なら
ぜひ行きたいあのワイナリー!という場所がいくつかあります。まずは、キャンティの生みの親といわれる、リカーゾリはその代表格です。1800年代半ばまで、この地方の農家たちは、それぞれの畑の葡萄から、経験則で自由に葡萄酒を作っていました。時はイタリア半島統一という時代の境目、そんな混沌とした時代に終止符を打ち(国の在り方もワイン作りも)、「キャンティ」の最初の公式ルール、確固たる基礎を築いた人物が、リカーゾリ家のベッティーノ・リカーゾリ男爵でした。イタリア王国の首相も務めることになる政治家であり、同時に優れた科学者でもあった彼は、長い年月をかけて葡萄品種の交配、醸造実験、葡萄に発生する病気について研究しました。キャンティの出発点といえる、このワイナリーから生まれたワイン製造の規範が、現在のキャンティクラシコ圏のワイン生産の基盤になり、純粋なサンジョベーゼ100%ワインや、洗練された現代のブレンドへと、幅広いキャンティクラシコ圏内の今のワインを生み出しています。そんな彼の子孫が引き継ぐワイナリーは、やはり行っておきたいスポットの一つなのです。ほか、サンジョベーゼ品種に思い入れの強いワイナリーは大規模から小規模生産者までいくつもありますので、そのようなワイナリーを巡り、この土地ならではのストーリーを追っていくのは、他の地域ではできない体験となるでしょう。
推薦プラン:
【歴史と格調を重んじるあなたへ】
フィレンツェ発、専用車で絶景のキャンティ地方を巡りながら。キャンティの生みの親「リカーゾリ(Ricasoli)」のワイナリーへ。圧倒的なスケールの歴史・建造物、絶景に触れた後、ワイナリーランチと特別なテイスティングを堪能する、格調高き1日。
【伝統と進化の両極を味わう1日】
午前中に歴史の頂点であるリカーゾリを訪ね、午後からはキャンティ・クラシコの「今」を牽引するワイナリーを訪問。もしくは、サンジョヴェーゼに情熱を注ぐ、こだわり小規模生産者のワイナリーを訪ねるなど、選択肢がいくつもあります。ほか、②、③、④等の特徴を持つ別タイプのワイナリーを訪問すると1日が充実します。
②【国際品種とスーパートスカーナ】の旅なら
圧倒的におすすめなのは、カステッロ・ディ・アマのワイナリーでしょう。現代アートの聖地、伝説のメルロー。このワイナリーが持つ、究極のモダンと美意識が伝える体験は一生の思い出となります。一歩足を踏み入れれば、そこは中世の面影を残す美しい集落でありながら、世界最先端の現代美術館そのもの。アートコレクションで有名なワイナリーでもあり、それを一番の目的に訪ねる旅人も多いのです。
アマでは20年以上前から、アニッシュ・カプーアやダニエル・ビュレンといった、世界の名だたる現代アーティストをワイナリーに招き、この土地の歴史や風土からインスピレーションを得た作品を敷地内に展示してきました。日本人のアーティストとしては、杉本博司がおり、彼の作品が恒久設置されています。ワインが熟成される静謐なセラーの奥、石造りの古い教会の天井……。プライベートガイドとともに歩きながら、ワインを語りながら、突如として現れる圧倒的なアートピースと対峙する時間は、他では絶対に味わえない極上の知的体験です。
そして、この高い美意識は、もちろん彼らが産み出すワインにも貫かれています。ここで絶対に語らなければならないのが、伝説のスーパートスカーナ「ラッパリータ(L’Apparita)」です。
1985年、サンジョヴェーゼの聖地であるこのキャンティのトップヒル(標高約500メートル)で、あえて国際品種であるメルロー種100%で仕込まれたこのワインは、瞬く間に世界を震撼させました。あのペトリュスやル・パンといったボルドーの最高峰と並び称され、イタリア産メルローの頂点としてワインエリートたちが血眼になって探す、まさに「幻の1本」です。
アートを鑑賞した余韻のまま、洗練されたテイスティングルームで、目の前に広がる葡萄畑を眺めながらいただくワイン。本物を知り尽くした大人が、その空間、歴史、そしてグラスの中の奇跡と深く対話する——そんな完璧な1日を、ここでは叶えることができます。
推薦プラン:
【究極の美意識に五感で浸る1日】
午前中はトスカーナの美しい田舎を散策したり、他のワイナリーを訪問します。ランチタイムから、または午後に「カステッロ・ディ・アマ(Castello di Ama)」へ。洗練されたお食事とワインテイスティングを楽しむ、または数軒ワイナリーを訪ねた後、最後に一番のお目当ての、このワイナリーの逸品をゆっくり流れる時間と共に堪能。
モデルプランの一例は、朝一番で③の小規模ワイナリー+②タイプのワイナリーでランチ&テイスティング+午後にアマへ。これなら3軒楽しめます。他、キャンティ地方の伝統派と国際品種派の両刀使いの素晴らしいワイナリーもあるので、アマに限らず、あなたにぴったりのプランを選べます。
③【知的好奇心・幻の土着品種】の旅なら
近年の傾向として、復活品種に注目が集まっており、その中の代表格が「フォリア・トンダ」。この味わいを試せるとなると、ワインラバーさんにはとても魅力的なはずです。日本では、聞いたことはあるが、飲んだことはない、という場合がほとんどだからです。例えば、2、3箇所のワイナリーへ行きたい場合は、そんなワインを飲ませてくれる生産者さん訪問を加えると、プランが充実します。例として、こんな生産者のストーリーをインスタから読んでみてください。
推薦プラン:
【3つの聖地を巡るワインエリートの1日】
まだ味覚が新鮮なうちに、幻の伝統品種を味わいに行きます。知的好奇心を満たした後は、ガラッとロケーションを変えて、中世の村が丸ごとワイナリーになっている特殊なワイナリーでランチ・テイスティング。午後にアマへ寄るなど、重厚な余韻に酔いしれる、完璧な「味覚の階段」を登る1日。
④【圧倒的な絶景パノラマ】の旅なら
葡萄畑が見事なトスカーナの絶景はもちろんのこと、他施設そのものも含めてビジュアルを圧倒されるという面から、どのワイナリーがお薦め、どんな道をいくと絶景に会える、というアプローチも可能です。フォト映えを超えた、異次元のトスカーナ。貴族の館から「村ごとワイナリー」の秘境、絶景に囲まれた、純朴すぎる職人的生産者の創る地元ワイン、マリアージュの素晴らしい食事とワインは、キャンティ地方を訪ねる最も大切な要素となります。
推奨プラン:
【暮らすように旅する、大人のキャンティ散策】
貴族のヴィラのような洗練された隠れ家ワイナリーを専用車でスマートに訪問。フィレンツェ街中からは想像もつかない絶景に囲まれます。その後、キャンティ地方へどんどん進みます。どの道をいくと絶景に出会えるかを知り尽くした現地のプロにプランを任せ、途中田舎町にも立ち寄り、散策してみましょう。葡萄畑やオリーブ畑の美しい稜線を目の前にワインテイスティングをできる場所へ。
いかがでしたか?あなたの心はもう、美しいキャンティび丘へ飛んでいってしまったのではないでしょうか。
まずはご自身の「叶えたい旅のスタイル」をイメージすることで、本当に求める特別な1日のrん各が見えてきます。
今回は4つのタイプ分けてご紹介してみましたが、これらをあなたのご要望に合わせて自由に、贅沢に組み合わせたオーダーメードのプランを構成することが可能です。
さらにワイナリーの旅をイメージしたい方は、当サイト内のワイナリープランページも合わせてご一読ください。
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