フィレンツェの町を旅するなら、クラフトマンが活躍する職人工房を訪ねたい!そんな観光に惹かれる方はとても多いです。確かに、他の主だった観光都市よりも、フィレンツェはまだ街中に訪問可能な職人工房が残っている町といえます。例えば、このヴェッキオ橋はジュエリー店だけが軒を並べるユニークな場所。この界隈はまた、金銀細工・ジュエリー職人の工房も多い地区なのです。
今日は少し懐かしい写真も交えてアップしてみます。フィレンツェで訪ねるなら、おすすめTOP5は、フィレンツェ風貴石のモザイクの工房、革工房、細密画工房、マーブル紙のお店、ジュエリー工房です。他、オーダーメイド靴工房、オーダーメイドも可能なスーツやワイシャツの工房やお店、金箔貼り額縁工房、なども魅力的です。ヴェネツィアのお面作り工房もあります。
上手に場所を選んで町を歩いていると、バイオリン工房、家具修理工房、アンティーク美術品の修理工房、印刷工房…など色々見えてきます。






以下写真、ここはジュエリー工房の一つ。街中にある工房は大抵の場合、お店も併設していますので、素晴らしい作品が並ぶ様子を眺めていけます。フィレンツェマダムがよく身につけるおしゃれなジュエリー、ルネサンス絵画の中の貴人が身につけているジュエリーを再現したものなども置いてある工房があります。そこで職人さんが作業している様子、使い込んだ道具類などが並べてある様子、慣れた手つきで作業にあたる様子などを目の当たりに出来、職人さんに質問をしたり、インタビューをしたり、時には色々お話を聞かせてもらったりと、現地の人々との交流の場を持てるのも、このタイプの町散策の魅力的なところといえます。

以下の写真、これがフィレンツェ風貴石モザイクの伝統的な図柄です。これは絵の具で塗っているのではなく、全て、石の色合い、グラデーションを利用して、使いたい部分をパーツに切り出し、嵌め込んだもの。それで果物の丸みや、花弁や葉のリアルな様子を見事に石で表現しています。
ルネサンス時代に、メディチ家がこのような技術を洗練させていくための研究所を創設。連綿と伝えられてきたこの素晴らしいアートは、当時貴族の邸宅のテーブルや家具に、そして、一族の霊廟を飾るために利用されてきました。
この石に関しては、目にした方々は必ず感動されるので、合わせて以下の博物館を訪ねるのをお勧めします。
フィレンツェ・貴石モザイク博物館 – Opificio delle Pietre dure
開館時間がやや短いので、プランに組みにくい博物館であるかもしれませんが、可能ならぜひ訪ねてみてくださいね。

当サイトから観光をお申し込みになりたい場合、フィレンツェ観光・職人工房巡りの詳細はこちらから






コメント